META KEYWORDSにキーワードを書くと検索されます

META KEYWORDSは、ページの主要キーワードを目立たせるために用いる純粋なSEO目的のタグです。

「META KEYWORDSはSEOのためでなくファイルを整理するためのもの」という考え方もありますが、SEOにおいては正しいとは言えない認識です。

何故なら、「ファイルを整理するため」というのは事実ですが、そのファイルを保管・閲覧する場所は検索エンジンなので、結果的に検索エンジン対策=SEOのため、といえます。

題目は質疑応答型掲示板でよくみられる回答ですが、対極なものにMETAタグを書いても効果は無いというものあります。

いずれも50点。

META KEYWORDSにキーワードを入れるだけでは効果ナシ

META KEYWORDSは書くだけでは効果は無いに等しく、他の施策と連携してはじめて効果を発揮します。

つまり「効果無い」という情報は、それを知らないからこそです。

ヤフーでは書くだけでもそこそこ効果があります

2010年7月時点ではそうみたいです。

META-KEYWORDSで効果を出すための3大要件

下記のいずれかに連携すると効果があります。もちろんたくさん合致してるほど効果アップです。

  • ページタイトルに含まれている
  • 本文中の強調系タグに適用されている ※見出し(Hn)、論理強調(Strong/En)、リンクアンカー(A)のこと
  • そのキーワードでリンクを受けている

META KEYWORDSに大量のキーワードを入れるとスパム

確かにMETA KEYWORDSにキーワードを大量に書き込むと検索順位は下がります。

なので「META KEYWORDS詰め込みは不正判定を受ける」という安直な認識をしている人は実に多いですが、これは誤りです。

順位が下がる理由は次のとおり

HTMLヘッダの書きすぎ

METAタグを記述する部分はHTMLヘッダと呼ばれます。

検索エンジンはHTMLヘッダの情報を読み込んでいるわけですが、薄汚いソースを際限なく読んでいるほどヒマではありません。某検索エンジンでは公式に「HEAD情報が1,024バイトを超えると正確に読まないことがある」と謳っている(※1)ように、ヘッダに文字を書きすぎること自体が順位を下げる要因です。

テンプレートを使用した際やアクセシビリティ用の付加情報、スクリプトやCSSの直書きも同様です。

※1:現在はガイドラインのページそのものが削除されているようです。ちなみにここで書いてありました。

META KEYWORDSには通常日本語、即ち2バイト文字を記述するので、ここに大量のキーワードを書けばあっというまに1024バイトなんて超過してしまいます。

多すぎて本当に重要なことが曖昧になっている

後述しますが、META KEYWORDSの概念は次の内容ににています。

一行のタグに書かれたものを1リットルの水と考えた場合、含めるキーワード数分のコップに入れ替える

キーワードが多いとたくさんのコップに分けられる(=抽出機会が向上する)反面、1個あたりの分量(=競争における効果)は少なくなります。

なのでたくさん書くほど特定キーの順位が下がるのは当たり前です。

論理的にも証明できる?

含めるキーワードの多少が影響力増減に関係なければ、接続詞と重複する語句を省いたページ内の全てのテキストを書き連ねるのが最強の書き方といえます。

実験検証は簡単なので、結果が気になる方は実験をどうぞ。

類似ガセ情報:META KEYWORDSは5個が適切

これもありがちなテキトー情報です。

META-KEYに含めるキーワードの最適な数は論理的に説明がつきます。

  • 順位の優位性において「最強」は1コンテンツ1キーワード
  • KEYWAORD「S」という複数形なので、最低記述は2個というルールがある

よって順位の優位性においては、2個が最も強いといえます。

但し実践面では類似キーや連携キーを含めたほうが良いケースも多いので、いちがいに2個記述が「最適」であるとは限りません。

META KEYWORDS 5個論の出元は?

実際に施策をすると「最優先1/連携2/補助2=計5個」で落ち着くケースが多いです。これが伝言ゲームで「5個が最適」となったのだと思います。

META KEYWORDSの考え方

基本的な考え方は、META KEYWORDS全体を1リットルの水とし、それを複数のコップに汲み分けると考えます。

水の分量が効果、汲み分けるコップがキーワードです。

即ち・・

  • コップの数が多い(キーワードが多い)ほど1つあたりの分量=効果は少なくなる
  • コップの数が少ない(キーワードが少ない)ほど1つあたりの分量は増えるが、多くの人にいきわたらない=対応キーワードの幅が狭くなる

表にまとめると次のような感じ。

キーワードの数 少ない 多い
個々の優位性 高い 低い
対応範囲 狭い 広い

これを見て難しいと思う人であればSEOに向いていると思います。

何故なら、どちらが適切なのかはそのページの目的によって違うからです。

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