検索のしくみ

SEOは検索エンジンに向けた技術なので、検索エンジンの仕組みを知っておくのが第一にするべきことです。

とはいってもエンジニアを目指したりアプリケーション開発をするのでなければ概念的なものだけ理解すれば十分です。

ホームページが検索されるまでのながれ

1.ページをクロールしてインデックスする

早速専門用語ですが、クロールとは検索エンジンの情報収集システムが巡回をすることです。インデックスとは巡回によって収集したデータをデータベースに取り込むことを意味します。

情報収集システムのことを「クローラー」と呼びますが、クローラーが巡回をする際に基点となるのがリンクです。

ポイント

  • 「既に存在している」外部のホームページ等からリンクをされている必要があります。
  • クローラーが巡回する頻度は、出元となるホームページにクローラーが巡回している頻度に影響します。

2.入力されたキーを元にデータベースの中から該当するページを抽出

データベースに蓄積されているページの中から入力されたキーワードに合致するものを抽出します。

ですが、まだ「表示」はされません。

ちなみにここで抽出された総ページ数が検索結果の表示で「○件中」として表示されます。

グーグルの抽出件数画面

ポイント

  • ホームページを公開しても「すぐ」には反映されません。

検索エンジンがリアルタイムの情報を探して検索結果に反映していると思っている人は多いようですが、それは違います。

3.抽出されたものをスコアリング

抽出されたページを入力キーワード基準にして評点付け(スコアリング)をします。

まだ、「表示」はされません。

ポイント

  • SEOはこの評価点をアップさせる作業といえます。
  • 評価方法は公式公開されていません。

4.抽出されたページを評価点の降順に表示

ここでようやく検索結果として表示されます。

降順とはつまり、評価点の良い順に表示されるということです。

ちなみにノンカスタムの表示結果では1ページあたり10件ずつ表示されます。即ち検索上位とは抽出されたページの中で評価点が最も高い上位10ページというわけです。

ポイント

  • 評点方法は減点方式ではなく加点方式なので、「満点」は存在しません。
  • 順位は「他との比較」によって決まります。

SEOは、まず「検索対象になる」、次に「競合より優れる」

まとめると・・・

  1. クロールされる条件を満たす
  2. 抽出候補に挙がる要素を組み込む
  3. 他のページより高い評価点が得られるようにする

必ずしも高度な技術を適用する必要はありませんが、競合する他のページよりは優れていなければなりません。

この点が自己解決できるデザインやシステム設計と異なる部分です。